recruit
今回は採用についてのお話です。
私のお付き合いしている中小企業でも従業員を採用する場合、たいていは1回の面接で採用を決定します。
2回3回と時間をかけて面接することはめったにありません。
それで逆に辞めてもらうのに時間がかかっています。
でも人事労務においては、この逆のほうがはるかにいいと思いませんか?
こういうことを切り出して特に採用について、時間をかける必要がある理由を述べますとたいていの社長さんは、そのとおりと納得してくれます。
でも実際に採用活動を始めると1回面接で雇ってしまうのです。
実際1年も経過しないうちに失敗であったと思う場合があります。また長い年月をかけてそのように思うことも多々あるみたいです。
人件費が年間500万円かかるとして20年勤務でも1億円の買物にたった1回の面接で雇用を決定してします。
ものすごいリスクのある行為ではないでしょうか?
これが物の購入だと話しが変わってきます。パソコン1台購入するにしても3社くらいから見積もりをとって、さらにこのメーカーがよいか、あのメーカーがよいか、この機種がよいか、あの機種がよいか、たった20万円前後の物に人の採用より時間をかけます。
ここらへんが中小企業の弱みではないでしょうか?
何せ20年勤務で1億円以上の買物です。
人材によっては、会社の貢献度抜群のものから労使間トラブルを生じるケースまで様々です。採用には気をつけましょう。